9月9日、JR尼崎駅近くにある尼崎市立小田北生涯学習プラザにて「Meet!地域共創シンポジウム」という行事がありました。
漠然と「こんなことができたらいいな」という想いを抱えている人もいるかと思います。しかし、それをカタチにするのはなかなか難しいもの。そこで、先駆けて実践されている方々の事例を学んだり、地域の方とマッチングしたりしてて、一緒に想いを実現していこう!という趣旨の行事です。兵庫県阪神南県民センターさんが主催、合同会社ココスキさんが事務局として伴走してくださります。
テラコモンズ西性寺は現在、コワーキングスペースとして運営しています。家主も実は、何か地域行事を行うことができたらという漠然とした想いを持っており、そのヒントをいただけないかと思い参加しました。
地域の強みを活かしたまちづくり
第1部の基調講演では、一般社団法人シン温泉理事の竹村 英樹(たけむら・ひでき)さん、そしてヘルスプロジェクト株式会社代表取締役の近藤 繭(こんどう・まゆ)さんをゲストにお迎えし、それぞれ取り組まれているご活動や事業について教えていただきました。

竹村さんは現在、兵庫県北部にある新温泉町という地域で、レコードを通したまちづくりの実践をされています。実は、新温泉町はレコード針の世界的な生産地で、世界中の音楽愛好家から好評を博しています。また、昨今はレコードブームが再燃しており、竹村さんはそこに目をつけられました。

レコードを聴く会を定期的に開催したり、地域の施設にレコードの機器を寄贈したりして、レコードの楽しさをひろめつつ、地域おこしをされているとのこと。特に、普段はずっと引きこもっていた方がレコードを聞きに来た時は、周囲も驚かれたそう。音楽の持つ力を実感します。
地域のつながりを活かしたまちづくり

続けては近藤さんの事例を紹介いただきました。近藤さんは尼崎の武庫之荘で「ホームわんこ」という障がい者グループホームを運営されています。わんこ ということで、保護犬と一緒に過ごすことができる施設なんだそう。関西では初の事例で、全国的に見ても非常に斬新な取り組みです。
幼い頃から犬と暮らし、その後看護師として働く中で「看護もしながら犬や猫に携わる活動もできないか」と疑問を抱いたという近藤さん。なんと世界を一周して先行事例を探されたそうです。その後も学びを深め、場所や資金の確保を経てグループホームを実現されました。
また、2021年からは犬用のおやつの開発にも着手。その材料として魚の骨やアラ等を探している際に、尼崎市地域課の職員を通して「武庫川渡船」さんと繋がったそう。
武庫川渡船さんは武庫川河口で獲れた「尼崎の魚」をひろめる活動を展開中で、魚を切り身にして、飲食店やこども食堂に提供されていました。その際に生じる魚の廃棄物に悩んでいたとのこと。そこで、廃棄する予定の部位を融通してもらうこととなり、試作を繰り返して犬用おやつを開発されました。両者にとって、渡りに船となったマッチング事例に驚かされました。
お話しを通して、思い立ったらすぐ行動される姿がすごいなと感じました。とりあえず身体を動かして調べてみる。あるいは誰かに相談してみる……想いをカタチにするためには、いずれも大切なことですね。
モヤモヤを考える
その後は第2部の「『もやもや』解消ワークショップ」へ。参加者同士で日頃抱えている世の中に対するモヤモヤや、個人的に抱えているモヤモヤを出し合い、新たな繋がりやヒントを探ってゆくワークショップです。
具体的にどんなモヤモヤが出たかは差し控えますが、個人的に抱えているモヤモヤを書き出し、誰かと共有する作業は、課題の解決には繋がらなくとも思わぬアイデアを閃くきっかけになりうると感じました。
まとめ?
以上、「Meet!地域共創シンポジウム」に参加したレポートでした。今回の行事のみならず、今後は来年2月まで継続的な伴走支援を受けられるとのことで、何か活動を行う際は非常に心強いですね。
また、テラコモンズも誰かの想いを実現する際に、必要であればお支えしたいなと感じるところです。


